Biography
スタンリー・アレギザンドロウィッツは、その世代において、高い賞賛と注目を浴びているアーティストの一人である。アメリカ合衆国ニュージャージ州に生まれ、8歳から音楽の勉強を始める。マイケル・ニューマン(Michael Newman)氏に師事し、ニュージャージー州クラッシックギター協会(New Jersey Classical Guitar Society )、プリンストンクラッシックギター協会(Princeton Classical Guitar Society)等から数々の賞を受ける。16歳の若さでニューヨークにあるマンハッタン音楽院(Manhattan School of Music)に入学し、マヌエル・バルエコ(Manuel Barrueco)氏に師事する。
その後、コンサート、ラジオ放送、レコーディングをこなし、さらにリサイタルや室内楽演奏会と数々の活動を行う。その中でも、テナー歌手David Fullenとのデュオにて、作曲家ジョン・ダウランド(John Dowland)のリュート曲”ouveres”のほとんどの作品を演奏し、大きな注目を浴びた。彼は、ソロという環境で演奏するだけでは満足せず、名曲といわれる”Tres Graffico”(Maurice Ohana作曲)や、”To the Edge of Dream” (20世紀の最も有名な日本の作曲家、武満徹氏作曲)に代表されるような協奏曲のレパートリーも切り開いてきた。ヨーロッパ、アジア、アメリカの作曲家による数々の曲を演奏し、近年は、カールトン・ウィルキンソン(Carlton Wilkinson)作曲の”Divison by Four Moons” 、ケンドール・ケニソン(Kendall Kennison)作曲の”Bermuda High” 、ティモシー・モス(Timothy Moes)作曲の”Three Concert Etudes” の初演奏を行う。
彼のコンサートプログラムが様々なレパートリーに及ぶのは、現代的な音楽と宗教音楽の影響によるものである。その範囲は、ルネサンスのリュート音楽の巨匠であるジョン・ダウランド(John Dowland)やフランチェスコ・ダ・ミラノ(Francesco Da Milano)から、ヘクター・アングロ(Hector Angulo、キューバ)やバクラフ・クーチェラ(Vaclav Kucera、チェコ共和国)による忘れられた現代音楽の名曲の発掘まで、そしてモーツァルト(Mozart)、ベンジャミン・ブリテン(Benjamin Britten)、フェリクス・メンデルスゾーン(Felix Mendelssohn), ウ゛ィトルド・ルトスワフスキ(Witold Lutoslawski)など様々な作曲家の作品のアレンジや編曲までに広範囲に及ぶ。
後進の指導にも熱心であり、1999年から2002年までBronx House Music Schoolの理事を勤める。1998年から2002年までは、Mercy Collegeにて、教授として音楽史、音楽理論、音楽形式、音楽分析、聴覚訓練スキルを教える。さらに、マスタークラスやプライベートレッスンも行っている。マンハッタン音楽院では、音楽芸術博士の号を取得しながら、大学院生の講師や博士論文アドバイザーとしての役割も果たした。教育者としての立場から、また古典音楽と現代音楽に対する観客の理解を広げるために、数々のプログラム(とりわけカーネギーホールにおける)の解説文を載せた学術雑誌を寄稿し、同音楽院の”MSM Notes”誌の編集責任者も果たす。